農業次世代人材投資事業の報告作業について(旧青年就農給付金)
こんばんは。
新規就農するときに年間150万円を5年間もらえる「農業次世代人材投資事業」という制度があります。
就農計画が承認されれば、ほぼ確実にもらえるものだと思います。
今回は、もらえることが確定したあと、どんな報告をする必要があるかについて話します。
簡単にまとめると、半年ごとに
①就農状況報告
②作業日誌
③会計帳簿
の提出が求められます。
結論から言うと、そこまで大変ではないです。
①就農状況報告
→耕作面積、作業者の労働日数、就農計画達成のための改善策の検討、などを記入します。10分くらいで終わります。
②作業日誌
→初年度は面倒です。作業日、作業内容、作業時間を記入します。日頃から作業日報をつけていないと、いつ何をしたのか分からないので記入が大変です。テキトーに書くにしても、収穫時期には収穫作業が記入されていないと疑われるので、やっぱり日ごろから作業日報をつけることをおススメします。
2年目からは、初年度と作業内容が大きく変わるわけではないので、記入しやすいと思います。
そこまで深くみられる訳ではないので、作業時間を変えるだけでもいいような…。
まぁ、うまくやってください。
③会計帳簿
→収支内訳書(確定申告していれば必ずある)や、通帳のコピー、現預金出納簿の提出が求められます。収支内訳書は確定申告の際に作成するので、コピーをして提出すればOKです。通帳もちゃんと記帳しといてコピーすればOK。現預金出納簿は通帳の数字に基づいて作成すればOKです。
これも1時間くらいあれば終わるはずです。
結局、日ごろから作業日報を書くことが重要ということです。あと、書類やデータを整理しておくこともです。
こういった報告書は、ある程度作り立てるという側面もありますが、その場合でも基となるデータがないと大変です。
それさえしておけば、楽できます。
これだけで年間150万円もらえると思えば何てことないですね。
ちなみに、夫婦で新規就農した場合は150万円の1.5倍の225万円もらえるみたいなので、夫婦で新規就農を考えている場合は、検討してみてください。
ただ、奥さんが妊娠等で作業ができない場合なども考えないといけないようなので、事務的に楽なのは150万円だけの申請らしいです。
あと、補助金の150万円を除いた所得が100万円を超え始めると、補助金が減額orゼロになるので注意してください。
最初の5年間は所得があまり大きくならないようにする必要があります。
減価償却費などを上手く使ってください。
まとめると、最初で就農計画が承認されて150万円をもらえれば、その後はそこまで大変じゃないよ、ってことでした。
農業盛り上げていきましょう!