こんばんは。
新規就農した頃から堆肥を安値でくださっていた黒豚農家さんが、今年で廃業するそうです。
高齢化で作業が出来なくなったからだそうです。
キャベツ生産には家畜糞堆肥が欠かせないということで、初年度から大量の豚糞をいただいてました。今でこそ畑の状態も分かってきて畑に投入する堆肥量が減りましたが、新規就農した頃は荒れた畑しか借りられなかったので、肥料成分の多い豚糞にはかなり助けられました。
堆肥の作り方も上手で、「豚糞堆肥ってこんなに臭くないのか!」と思ったほどでした。完熟堆肥ってこういうモノなのかと思い知らされました。
今までに3軒ほど堆肥をもらったことがあり、牛糞を畑に投入したら見たことのない雑草が増える等のトラブルがあったのですが、この黒豚農家さんの堆肥ではそんなことはなく、堆肥と言ってもこんなに差があるのかと学びました。
牛は草を食べるので雑草のタネが混ざりやすいのかもしれませんが…
そんな黒豚農家さんがやめてしまうので、今後は堆肥に頼らずキャベツを生産できるように頭を使っていきたいと思います。
単純に黒豚農家さんが減ってしまうのが寂しく、誰か若い人が継承できないものかなーとも思ってしまいます。
数十年培ってきた技術が途絶えてしまうのも何か畜産界の大きな損失な気がしますね…
世間のイメージ通り365日豚の世話をしなければならず、盆正月もゆっくりできないし、親御さんが亡くなられた日も半日は仕事をしていたそうです。
確かにこれでは後継者不足になるのも分かる気がしますが…何か寂しい感じですね。
スマート農業で解決できるもんなんですかね。
後継者不足を嘆く一方で私に出来ることはたいして無さそうなので、愚直にキャベツを作っていきたいと思います。
おわり。