アグリたろうの農業日記

新規就農者の苦悩を綴ります。

ごめん、それって何の話?

こんにちは。

 

勉強教えてる時によくある話なんですけど、

「今日なんかあった?」って世間話として質問すると、

「今日数学の授業があったんですけどぉ、A先生がなんか急に怒り出してぇ、怒られたB君は泣いちゃってましたー。」って話をする子がいます。

 

 

この時点で、つまんない話だなーと思ってしまいます。心が狭いのか?

 

 

何がつまんないって、まず僕はA先生もB君も知らないので、状況も思い浮かばないし、

感情移入もできない。つまんない。

 

 

まぁ仕方ないと思って、「ごめん、A先生ってどんな先生なの?」って聞くと、「A先生は数学の先生でぇ、なんかいつも怒っててぇ、この前なんかぁ、私がちょっと髪いじってただけで授業中怒りだしたんですよ?」みたいな返答。

 

A先生は数学の授業中に怒ったんだから、数学の先生って分かるし、別にあなたが怒られた話までは聞いてないです。

 

「ごめん、B君はどんな子なの?」

「B君はなんか、イケイケな子でぇ、授業中はいつも遊んだり寝てたりしててぇ、この前なんかC子ちゃんと、いい感じになってたんですよぉ?」

 

B君は素行が悪そうだということは分かった。ただ、C子ちゃんって誰やねん。また聞かないとダメ?

というか、なぜこっちがゴメンって言わないといけないの?泣

 

C子ちゃんについて聞いてたら時間もないので、「へー、そうなんだー、それでさ、この前やった因数分解覚えてる?」

「なんですか、それ?」

…嘘でしょ…。

 

 

 

こんな感じで前提知識の共有をせずに、会話してくる子っているんですよね。だいたい、成績悪いです。申し訳ない。

 

 

 

小説でも、ドラマでも、すべらない話でも、登場人物の描写を最初にしますよね?

すべらない話で人物描写なかったら、まったく笑えないよ?

「うちのおかんは、結構アホな人でー、〇〇を平気でしちゃう人なんですよー。」って始まって、みんな、「ほぉほぉ、ほんでほんで?」って続くじゃないですか。

 

この人物描写を端折っていいのは、すでによく知られてる人の場合だけなんですよ。

千原ジュニアの「うちのせいじがぁ〜、この前〇〇してぇ〜、ほんならぁ〜。」はアリなんですよ。むしろ、せいじがぁ〜の時点で笑い起きてるし。松ちゃんのオカンの話とか、宮川大輔の姉ちゃんの話は、いいんですよ。

 

 

 

 

 

A先生とB君とC子ちゃんは、ダメやろがい!

A先生が林修、B君が平野紫耀、C子ちゃんが橋本環奈ならいいけどさ!そこはちゃんと説明してくれ…。

 

 

 

成績いい子に同じような質問すると、「学年トップの成績で、部活は〇〇部で、お父さんはアメリカ人のD君って子がいるんですけど、そいつにこの前のテスト勝てたんですよ。」みたいな話し方をします。

 

バイリンガルで勉強もできて、運動もできる子かー、いいライバルだねー」って返すと、

「いや、それが運動はまったくできないです。頭はかなりいいんですけど。あと、ドイツ語も話せるみたいです。」って返してきて、なかなか興味をわかせてくれます。

 

後日また話をすると、「この前話したD君なんですけど、覚えてますか?あのトリリンガルの子です。そいつ、まさかのスペイン語も話せるらしいです。」みたいな感じで、改めて前提知識の確認をしてくれます。相手の立場に立てるんでしょうね。

 

 

 

長くなりました。「ごめん、それって何の話?」って感じですよね。

 

前提知識はガンガン共有していこうぜ!シェアリングの時代だぜ!って話でした。