アグリたろうの農業日記

新規就農者の苦悩を綴ります。

日常会話から文章作る練習が必要です

こんばんは。

 

勉強教えてて思ってることです。

 

 

 

勉強が苦手な子は、日常会話でも文章を作ることが苦手なことが多いように感じます。

 

例えば、

「今日部活で何の練習したの?」

と聞くと、

「ランニング。」

と答える子がいます。

 

もちろん簡潔な答え方なので問題がないような気もしますが、

「ランニングって何のための練習なの?」

と深堀りしても、

「体力。」とか「体力作り。」

と答えます。

 

 

 

勉強が得意な子に同じ質問すると、

「今日はずっとランニングをしてました。この前の試合で体力不足で負けたので。」

とか、

「ランニングは主に体力作りのためです。肺と足腰鍛えられるみたいなので。」

と答えます。

 

 

 

僕が気になっているのは、勉強が苦手な子は単語しか言わないことです。

 

以前あった例で、僕と生徒、生徒の母の3人の会話の中で、

僕「明日も授業したいので来れますか。」

生徒母「あんた、どうなの、明日は来れそうなの。」

生徒「練習。」

という会話がありました。

 

文脈的に、

「部活の練習があるので、明日は来れません。」

という意味だと思ったのですが、よくよく聞くと、

「明日は練習がありますが、早めに終わるので、少し遅れますが来れます。」

という意味でした…。ちゃんと言えや。

 

 

 

 

この原因は、子供が単語だけで会話をしても、家庭ではお母さん(お父さん)が行間を読んで子供の言いたいことを理解してあげてることだと思います。

子供は文章を作らなくても単語を言えば、困ることがないのです。

 

 

 

うちの上の子も、

「お茶」「アンパンマン」「公園」

などの単語を言いますが、こちらは

「お茶が飲みたい」「アンパンマンのテレビが見たい」「公園で遊びたい」

という願望を読み取れてしまいます。

 

慣れ親しんだ関係であれば単語だけでも会話が成立してしまうのです。

最近は、文章化できるまで何度も言わせていますが…(文章化できるレベルに達しているので)。

 

学校でよくある、

「先生トイレ。」

「先生はトイレではありません。」

も典型的な例ですね。

 

 

 

 

慣れ親しんだ関係での会話や、質問されるだけの受け身の会話であれば、単語だけを言っていれば問題は生じません。

ただ、自分から赤の他人に意見や要望を述べたい場合は、文章化しないと伝わらないことが多いです。

 

特に勉強に関しては、文章化できないと質問をすることが難しく感じます。

「~まではこういうことだと思うので理解できるのですが、~からはこういう風に考えても理解できません。~の部分を教えてもらえますか。」

と質問してもらえれば、こちらも答えられるのですが、

「ここがわかんない。」「意味不明」

と言われても、こっちも意味不明です。

 

直感的にどこが分からないということは理解しているはずなのですが、それを文章化して説明できずに、「わからない」としか言うことができないのだと思います。

そして、うまく文章化できずにストレスが溜まるので質問自体しなくなるという悪循環に陥ります。

 

 

 

文章化できないということは、名詞や動詞、形容詞などの品詞もよく分かっていないので、英語の理解も遅れてしまいます。

日本語で文章作れないのに、英検の英作文の練習してもただの苦行です。

 

さらに、他教科の記述問題も苦手になります。

 

 

 

文章化して伝えられないことは、相当なハンディキャップになってしまうわけです。

 

 

 

 

 

親としてできることは、子供にできるだけ文章化させて会話することだと思います。

「メシ。」

と言われても、

「メシが何なの。メシいらないってことなの。」

くらいに言い返してもいいと思います。

 

とにかく文章化しないと伝わらない、という感覚を持たせることが重要だと思います。

思っていることが伝わらないのは、どんな人にとっても辛いことです。

大人になって会社に勤めても大事なことです。

 

 

 

なので、日常会話から単語だけではなく文章化して話をすることがとても重要ではないかな、という話でした。

 

 

おしまい。