アグリたろうの農業日記

新規就農者の苦悩を綴ります。

セルから広がる根たち

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こんちは。

キャベツのセルトレイを畝に直接置くと、こんな感じで根が出てきます。

畝から取る時には「ベリベリッ」と音がする程です。

 

セル育苗の欠点の1つとして、小さなセルの中で育苗するので肥料切れをしやすい点があります。

もちろん窒素系の追肥をすればいいのですが、さすがに30日を越えてくると追肥をしても生育に追いつかず、色も悪くなってきます。

そうなると「早く植えよう!」となるので、定植が前倒しになったり、台風などで植えられずに苗が悪くなってしまいます。

 

その点、畝に根を張らせておけば畑から肥料を吸えるので、50日程度は置いておくことができます。それ以上置いても良いのですが、苗が大きくなりすぎて機械定植が難しいです。

 

タマネギなどでは定植前に根を切ってあげることで活着促進を狙うので、キャベツにも通じる部分があると思います。

 

 

 

慣行の育苗方法も良いですが色々なやり方を知っておけば、幅が広がるかもしれないですね。

 

おわり。